札幌市東区の総合病院 天使病院
天使病院について「クリニカルインディケーター」

医療の質

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クリニカルインディケーター(臨床指標)

クリニカル・インディケーターとは、医療の質をあらわす指標です。近年、病院で行われる医療の質向上と安全に対する関心が高まり、様々な取り組みが行われております。各分野で着目する指標を設定し、取り組み前後や経年変化を定量的に数値で収集し、より改善につなげるために検証していくものです。
用語として、臨床指標 Clinical Indicator:CI、または質指標 Quality Indicator:QIと呼ばれます。
病院全体の指標や診療領域別で指標を設定し、数値を把握していくことは、情報の活用につながり、健全な病院運営上で必要となるものです。

 

病院全体に関する指標

項目 平成
29
年度
平成
28
年度
平成
27
年度
病床稼働率(%) 72.4% 80.9% 83.5%
平均在院日数(日) 12.1 12.0 12.2
紹介率(%) 39.3% 38.0% 33.8%
手術件数(件) 1,645 1,936 1,968
Ⅱ度以上の褥瘡の新規発生件数(件) 34 34 32
入院患者で転倒・転落の結果、骨折または頭蓋内出血が発生した件数(件) 6 5 10
退院後6週間以内の計画的再入院件数(件) - - 351
退院後6週間以内の計画的ではないが予期された再入院件数(件) - - 100
退院後6週間以内の予期せぬ再入院件数(件) - - 252
退院後4週間以内の計画的再入院件数(件) 313 308 -
退院後4週間以内の計画外再入院件数(件) 263 287 -
24時間以内の再手術件数(件) 1 1 0
入院患者のうちパス適応患者数(人) 1,591 2,123 2,166
術後の肺塞栓発生件数(件) 1 0 0
急性脳梗塞患者に対する早期リハビリテーション開始件数(件) 0 1 1
人工膝関節全置換患者の早期リハビリテーション開始件数(件) 3 4 13
手術開始前1時間以内の予防的抗菌薬投与件数(件) 1,327 1,605 1,644

診療科別(内科系)

  • 消化器内科
  • 血液内科
  • 呼吸器内科
  • 循環器内科・人工透析内科
  • 糖尿病・代謝内科
  • 精神科

診療科別(外科系)

  • 外科
  • 小児外科
  • 整形外科
  • 耳鼻咽喉科
  • 眼科
  • 麻酔科

診療科別(周産期母子センター)

  • 産科
  • 婦人科
  • 小児科
  • NICU

診療支援部門

  • 薬剤科
  • 放射線科
  • 生理検査科
  • 栄養科
  • リハビリテーション科
  • 臨床心理科
  • 患者サポートセンター

DPC関連データによる病院指標 〈平成28年度〉

年齢階級別退院患者数ファイルをダウンロード
年齢階級 人数
10歳未満 1,918
10歳代 224
20歳代 264
30歳代 716
40歳代 403
50歳代 273
60歳代 603
70歳代 663
80歳代 595
90歳以上 182

平成28年4月1日から平成29年3月31日までに退院した患者について、年齢階級別(10才刻み)で表示したものです。幅広い年齢層の患者を診察しており、当院は地域周産期母子医療センターであることもあり、10才未満の患者数が多くなっています。

診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード

呼吸器内科

DPC
コード
DPC名称 患者数 平均在院
日数
(自院)
平均在院
日数
(全国)
転院率 平均
年齢
患者用
パス
040040xx9910xx 肺癌
気管支ファイバーあり
28 5.18 3.68 4% 77.71
040110xxxxx0xx 間質性肺炎 21 14.71 19.92 5% 79.86 ×
040040xx99040x 肺癌
化学療法
19 9.00 12.50 0% 61.68 ×
040100xxxxx01x 気管支喘息 16 11.69 12.38 6% 63.50 ×
040040xx99000x 肺癌 15 16.27 14.83 7% 75.47 ×

呼吸器内科では、肺癌の診断のため気管支鏡検査の短期入院・化学療法による治療の症例が多くあります。また、睡眠時無呼吸症候群の診断を目的とした「終夜睡眠ポリグラフィー」検査や在宅持続陽圧呼吸療法指導管理が必要な患者に対する治療を行っています。ニコチン依存症患者に対しては、日本循環器学会、日本肺癌学会、日本癌学会及び日本呼吸器学会の承認を得た「禁煙治療のための標準手順書」に沿った禁煙治療を行っています。平成28年度の喫煙を止めた者の割合は75%でした。

循環器内科

DPC
コード
DPC名称 患者数 平均在院
日数
(自院)
平均在院
日数
(全国)
転院率 平均
年齢
患者用
パス
050050xx99100x 狭心症
心臓カテーテル検査あり
58 4.57 3.06 5% 64.95
050130xx99000x 心不全 47 24.45 17.95 2% 84.96 ×
050050xx02000x 狭心症 PCI等あり 23 5.09 4.71 4% 71.65
050210xx97000x 洞不全症候群
ペースメーカー移植術あり
15 16.73 11.38 7% 76.60
110280xx99000x 慢性腎不全 15 16.33 12.84 7% 74.60 ×

循環器内科では、狭心症等に対する心臓カテーテル検査(心臓や末梢の血管を造影剤を使って映画のように映し出す方法)や治療(心臓や末梢血管で詰っていたり狭くなってたりする場所を、広げたり再開通されるPCI等)を行っています。
心臓の手術が必要となった場合は、連携先医療機関に手術をお願いしています。

糖尿病・代謝内科

DPC
コード
DPC名称 患者数 平均在院
日数
(自院)
平均在院
日数
(全国)
転院率 平均
年齢
患者用
パス
100071xx99x100 2型糖尿病
インスリン製剤あり
14 25.14 14.91 0% 68.07 ×
100071xx99x010 2型糖尿病 副傷病あり 13 16.31 12.94 0% 67.23 ×
100071xx99x000 2型糖尿病 末梢循環不全あり 12 15.75 12.20 0% 55.67 ×
100071xx99x110 2型糖尿病
インスリン製剤あり 副傷病あり
10 23.80 16.40 0% 74.00 ×
100070xx99x000 2型糖尿病 末梢循環不全なし - - 12.20 - - ×

糖尿病・代謝内科では、細血管障害、大血管障害などを確認しながら血糖値をコントロールするための入院が多くを占めています。糖尿病患者の治療では、インスリンの抵抗性の評価、至適インスリン用量の決定等を目的として、皮下に電極を留置して皮下組織内のグルコース値を連続して測定する検査(皮下連続式グルコース測定)を行っています。在宅自己注射患者については、持続的に測定した血糖値に基づく指導が必要な場合、持続血糖測定器の使用が可能となっています。糖尿病の合併症を管理するために、糖尿病足病変の指導を担当する専任の常勤医師と看護師が配置されています。

消化器内科

DPC
コード
DPC名称 患者数 平均在院
日数
(自院)
平均在院
日数
(全国)
転院率 平均
年齢
患者用
パス
150010xxxxx0xx 急性胃腸炎 26 5.65 5.50 0% 50.81 ×
060040xx99x60x 直腸癌 アバスチンあり 16 5.00 4.41 0% 70.56
060210xx9910xx イレウス ロングチューブ 14 15.36 13.77 14% 74.93 ×
060130xx99000x 消化管出血 14 7.43 7.44 7% 66.64 ×
060030xx99x3xx 十二指腸癌 化学療法あり 13 14.00 7.86 0% 90.00 ×

消化器内科では、消化器全般の診療を行っています。短期滞在手術基本料算定項目のためDPC対象外であり、集計対象外となっていますが大腸腺腫・大腸ポリープに対する内視鏡的治療(ポリペクトミーなど)のための入院が多くあります。食道から大腸までの消化管内視鏡検査では、超音波内視鏡検査、胆管・膵管造影法、治療の範囲の決定、治療後の部位の追跡等を目的とした粘膜点墨法、拡大内視鏡を用いた狭帯域光による観察等も行っています。ヘリコバクター・ピロリ感染の診断検査(複数種類)及び薬剤による治療を行っています。内視鏡下胃瘻造設術、内視鏡下胆道結石除去術・ステント留置術、内視鏡的経鼻胆管ドレナージ術等も行っています。緩和ケアに係る研修を受けた保険医・看護師、化学療法の経験並びに研修を受けた専任薬剤師による「がん患者指導管理」、「がん性疼痛緩和指導管理」を行っています。

血液内科

DPC
コード
DPC名称 患者数 平均在院
日数
(自院)
平均在院
日数
(全国)
転院率 平均
年齢
患者用
パス
130030xx99x40x 非ホジキンリンパ腫 化学療法あり 29 15.38 16.83 0% 73.14 ×
130040xx99x5xx 多発性骨髄腫 化学療法あり 11 25.55 25.11 9% 73.00 ×
130060xx97x40x 骨髄異形成症候群
輸血あり アザシチジンあり
- - 21.92 - - ×
130030xx97x3xx 悪性リンパ腫 化学療法有り - - 36.08 - - ×
130010xx97x2xx 白血病 - - 41.96 - - ×

血液内科では、無菌治療室・化学療法室を完備し、患者の病状に対応した迅速入院が可能であり外来の治療にも対応しています。また、悪性リンパ腫・白血病・多発性骨髄腫を筆頭に幅広く血液疾患の診断・治療を行っており、末梢血幹細胞移植にも対応しています。

外科・乳腺外科

DPC
コード
DPC名称 患者数 平均在院
日数
(自院)
平均在院
日数
(全国)
転院率 平均
年齢
患者用
パス
060335xx0200xx 胆石性胆嚢炎 腹腔鏡手術あり 17 10.06 7.61 0% 57.35
090010xx99x40x 乳房の悪性腫瘍 化学療法あり 10 11.70 4.64 0% 58.80 ×
090010xx02x0xx 乳房の悪性腫瘍 手術あり - - 10.30 - -
060170xx02xxxx 臍ヘルニア、大腿ヘルニア - - 8.57 - -
060050xx97x0xx 転移性肝癌 - - 11.74 - - ×

消化器内科で検査・治療を行った後に外科に入院し、腹腔鏡下胆嚢摘出術を施行する症例が多くあります。短期滞在手術基本料算定項目のためDPC対象外であり、集計対象外となっていますが、最も多い症例は鼠径ヘルニアとなります。当院では鼠径ヘルニア・臍ヘルニアセンターを開設しており小児から成人、高齢者まで幅広い年齢層の患者を受け入れる体制を完備しています。胆石症の診断では腹腔鏡手術がメインに行われています。乳癌治療の一連の流れの一例としては、手術を行い、化学療法のために計画的短期入院を繰り返すというものがあげらます。

眼科

DPC
コード
DPC名称 患者数 平均在院
日数
(自院)
平均在院
日数
(全国)
転院率 平均
年齢
患者用
パス
020110xx99xxxx 白内障 46 2.17 2.61 0% 72.02
020230xx97x0xx 眼瞼下垂症 手術あり 11 2.00 3.44 0% 69.91
020320xx97xxxx 眼瞼内反症 手術あり - - 3.46 - - ×
020200xx99x0xx 黄斑円孔・網膜前膜 - - 2.63 - - ×
020150xx97xxxx 外斜視 - - 3.36 - - ×

最も多い症例が術後管理目的の白内障となります。手術目的の入院の場合は短期滞在手術基本料算定項目のためDPC対象外です。眼瞼下垂症の治療、小児から高齢者までの各種眼瞼内反症手術を行っています。

婦人科

DPC
コード
DPC名称 患者数 平均在院
日数
(自院)
平均在院
日数
(全国)
転院率 平均
年齢
患者用
パス
120070xx01xxxx 卵巣の良性腫瘍 手術あり 36 9.92 10.36 0% 46.08
120010xx99x50x 卵巣・子宮付属器の悪性腫瘍 カルボプラチン・パクリタキセル 34 6.35 4.92 0% 63.21
120060xx01xxxx 子宮の良性腫瘍 手術あり 25 9.36 10.05 0% 45.16
120070xx02xxxx 卵巣腫瘍 21 6.76 6.42 0% 32.14
120220xx01xxxx 子宮内膜ポリープ 12 1.08 3.08 0% 40.42 ×

婦人科では、婦人科領域全般の治療(手術・薬物療法)を行っています。産科で出産した患者の産後健診やがん検診からの患者もいます。当院で出生してから継続的にフォローしている方も多くいらっしゃいます当院で生まれてから一生を見届ける方が多いのも特徴です。

小児外科

DPC
コード
DPC名称 患者数 平均在院
日数
(自院)
平均在院
日数
(全国)
転院率 平均
年齢
患者用
パス
060170xx02xxxx 臍ヘルニア 手術あり 55 1.07 8.57 0% 2.78
060160x102xxxx 鼠径ヘルニア 手術あり 26 1.04 2.89 0% 2.31
140590xx97xxxx 停留精巣 手術あり - - 3.29 - -
080007xx010xxx アテローム - - 4.28 - - ×
11022xxx04xx0x 真性包茎 - - 3.63 - - ×

短期滞在手術基本料算定項目のため鼠径ヘルニア手術単独ではDPC対象外であり集計対象外となっていますが、最も多い症例が鼠径ヘルニアとなります。当院では鼠径ヘルニア・臍ヘルニアセンターを開設しています。鼠径ヘルニア手術では腹腔鏡手術を導入しています。

小児科

DPC
コード
DPC名称 患者数 平均在院
日数
(自院)
平均在院
日数
(全国)
転院率 平均
年齢
患者用
パス
040090xxxxxx0x 急性気管支炎 148 4.65 6.02 0% 1.73 ×
140010x199x00x 新生児黄疸・新生児一過性多呼吸 等 147 8.99 6.18 0% 生後4日 ×
150010xxxxx0xx 急性胃腸炎 114 4.28 5.50 0% 3.22 ×
0400801199x00x 急性肺炎 100 4.91 5.79 0% 4.51 ×
040100xxxxx00x 気管支喘息 89 3.94 6.42 0% 4.58 ×

当院小児科では、一般外来、アレルギー疾患・内分泌疾患・未熟児・心疾患、川崎病・神経疾患・血液・腫瘍疾患・染色体異常症等の専門外来、予防接種、乳児健診など幅広いニーズに対応しています。重症な未熟児・新生児疾患の集中治療室(NICU)と一般小児病棟(31床)を有しています。一般小児病棟では、肺炎、小児喘息、急性胃腸炎などの診断で入院する子どもが多数を占めています。

産科

DPC
コード
DPC名称 患者数 平均在院
日数
(自院)
平均在院
日数
(全国)
転院率 平均
年齢
患者用
パス
120180xx01xxxx 胎児及び胎児付属物の異常 帝王切開 172 9.97 9.88 0% 34.78
120260xx02xxxx 分娩の異常 吸引分娩 101 7.20 6.63 0% 33.55
120260xx01xxxx 分娩の異常 帝王切開 78 9.76 9.77 0% 34.56
120170xx99x0xx 切迫早産 65 39.29 20.79 2% 33.35 ×
120170xx01x0xx 切迫早産 帝王切開 57 41.75 32.16 0% 34.26

当院は地域周産期母子医療センターに指定されており。MFICU(母体・胎児集中治療施設)・NICU(新生児集中治療室)・GCU(継続保育室)を有し妊娠期から新生児期にかけて一貫したレベルの高い医療を提供しています。分娩としては平均年齢が高く、ハイリスクな患者が多いため、帝王切開・吸引分娩の件数が多いのが特徴です。

耳鼻咽喉科

DPC
コード
DPC名称 患者数 平均在院
日数
(自院)
平均在院
日数
(全国)
転院率 平均
年齢
患者用
パス
030430xx97xxxx 慢性滲出性中耳炎 手術あり 111 3.24 3.32 0% 3.28
030230xxxxxxxx 慢性扁桃炎 手術あり 69 10.75 8.12 0% 14.13
030400xx99xxxx 前庭機能障害 40 10.28 5.24 0% 62.88 ×
030240xx99xxxx 急性扁桃炎 34 7.03 5.50 0% 36.38 ×
030428xxxxxxxx 突発性難聴 19 13.00 9.37 0% 59.79 ×

耳鼻咽喉科では、慢性滲出性中耳炎の鼓膜チューブ挿入術を行っています。小児の睡眠時無呼吸やいびきの原因であるアデノイド増殖症、扁桃肥大等の手術も行っています。前庭機能障害(めまい)の治療も行っています。

整形外科

DPC
コード
DPC名称 患者数 平均在院
日数
(自院)
平均在院
日数
(全国)
転院率 平均
年齢
患者用
パス
160800xx01xxxx 股関節大腿近位骨折 手術あり 61 48.38 27.63 57% 82.48 ×
160800xx97xxxx 大腿骨頚部骨折 手術あり 17 40.00 20.64 41% 66.18 ×
160690xx99xx0x 胸椎・腰椎圧迫骨折 16 30.25 20.57 38% 72.44 ×
160760xx97xx0x 前腕の骨折 手術あり 13 7.77 5.49 0% 61.00 ×
070230xx01xxxx 変形性膝関節症 手術有り - - 26.26 - - ×

整形外科では、高齢者の転倒による大腿骨骨折の手術目的の患者が最も多くなっています。高齢の基礎疾患のある患者も多くみられます。
胸椎・腰椎圧迫骨折のリハビリ患者、橈骨尺骨の骨折の手術患者も多くなっています。

初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数ファイルをダウンロード
初発 再発 病期分類基準※ 版数
StageⅠ StageⅡ StageⅢ StageⅣ 不明
胃癌 - - - 15 15 - 1 7
大腸癌 - 12 14 69 11 - 1 7
乳癌 12 - - 17 - - 1 7
肺癌 - 14 - 35 30 12 1 7
肝癌 - - - - - - 1 7

※1:UICC TNM分類、2:癌取扱い規約

「がん」は日本人の死因第1位で、現在では年間約30万人以上ががんで亡くなっています。これは、「日本人の3人に1人ががんで死亡している」ことになり、男性の2人に1人、女性の3人に1人と言われています。この表は、がん検診の効果が科学的に証明され、厚生労働省が検診を推奨している主要5大癌(胃がん・大腸がん・乳がん・肺がん・肝がん)について、UICC(国際対がん連合)の定めるT(原発腫瘍の拡がり)、N(所属リンパ節転移の状況)、M(遠隔転移の有無)から示される病期(StageⅠ~StageⅣ)別に分類したものです。当院では幅広いStageの入院治療をおこなっており、内視鏡的治療や、腹腔鏡下治療といった早期のがん治療をはじめⅢ期やⅣ期の手術・化学療法による治療等も実施しています。UICC病期分類が不明に分類されている症例は、検査入院の症例で入院中に検査結果が出ない等が理由として挙げられます。

成人市中肺炎の重症度別患者数等ファイルをダウンロード
重症度 患者数 平均在院日数 平均年齢
軽症 - - -
中等症 84 17.85 74.63
重症 17 37.41 81.47
超重症 10 26.6 85.8
不明 - - -

成人市中肺炎診療ガイドラインでは、軽症の患者は、外来治療となっているが、基礎疾患であったり状態によっては重症化の可能性もあるため入院となる場合もあります。市中肺炎は重症度が増すにつれ、平均年齢が上がる傾向にあります。

脳梗塞のICD10別患者数等ファイルをダウンロード
ICD-10 傷病名 発症日 患者数 平均
在院日数
平均
年齢
転院率
G45$ 一過性脳虚血発作
及び関連症候群
- - - - -
G46$ 脳血管疾患における
脳の血管(性)症候群
- - - - -
I63$ 脳梗塞 - - - - -
I65$ 脳実質外動脈の閉塞及び狭窄、
脳梗塞に至らなかったもの
- - - - -
I66$ 脳動脈の閉塞及び狭窄、
脳梗塞に至らなかったもの
- - - - -
I675 もやもや病
<ウイリス動脈輪閉塞症>
- - - - -
I679 脳血管疾患、詳細不明 - - - - -

当院では全ての項目で患者数が10未満であり、特定され得るため、詳細は記載いたしません。

診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード

消化器内科

Kコード 名称 患者数 平均日数
(術前)
平均日数
(術後)
転院率 平均年齢 患者用パス
K7211 内視鏡的結腸ポリープ・粘膜切除術
(長径2センチメートル未満)
95 1.46 1.38 1% 68.90
K6113 抗悪性腫瘍剤静脈内持続注入用植込型カテーテル設置(頭頸部その他) 13 8.62 16.50 0% 68.80 ×
K688 内視鏡的胆道ステント留置術 12 10.67 14.00 0% 79.60 ×
K6182 中心静脈注射用植込型カテーテル設置(頭頸部その他に設置した場合) 10 26.40 28.60 70% 81.70 ×
K654 内視鏡的消化管止血術 - - - - - ×

当院で数多く実施されている下部消化管内視鏡検査で将来的に癌化する可能性がある大腸のポリープが発見された場合治療の対象となります。
多くの患者を短期入院で治療しており、1泊2日・2泊3日が典型的な入院症例となります。

循環器内科

Kコード 名称 患者数 平均日数
(術前)
平均日数
(術後)
転院率 平均年齢 患者用パス
K5493 経皮的冠動脈ステント留置術
(その他のもの)
27 4.56 2.63 4% 70.80
K5972 ペースメーカー移植術
(経静脈電極の場合)
13 8.15 12.15 0% 76.10 ×
K616 四肢の血管拡張術・血栓除去術 10 2.40 5.10 0% 74.10 ×
K6182 中心静脈注射用植込型カテーテル設置
(頭頸部その他に設置した場合)
- - - - - ×
K5463 経皮的冠動脈形成術(その他のもの) - - - - -

狭心症や心筋梗塞などの虚血性心疾患は冠動脈の狭窄や閉塞によって、心臓の筋肉への血液の供給が不足し胸痛などの症状をきたす疾患です。このような疾患の治療として、経皮的冠動脈ステント留置術を実施しており年々増加傾向です。洞不全症候群や、房室ブロックに対してペースメーカー移植術(経静脈電極の場合)も行っています。

外科・乳腺外科

Kコード 名称 患者数 平均日数
(術前)
平均日数
(術後)
転院率 平均年齢 患者用パス
K634 腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術(両側) 47 0.89 2.77 0% 57.80
K801 腹腔鏡下胆嚢摘出術 20 4.60 4.55 0% 58.50
K719-3 腹腔鏡下結腸悪性腫瘍切除術 13 9.10 14.50 0% 64.31
K6113 抗悪性腫瘍剤静脈内持続注入用植込型カテーテル設置
(頭頸部その他)
11 0.46 14.18 27% 51.27 ×
K4763 乳腺悪性腫瘍手術
(乳房切除術(腋窩部郭清を伴わないもの))
- - - - -

鼠径ヘルニアに対しての手術が最も多い症例となっています。腹腔鏡を入れて、おなかの中から脱腸の原因となっている場所を確認し、医療用メッシュを挿入して飛び出す穴を塞ぎます。腹腔鏡なので、傷が小さく目立ちずらいというメリットがあります。胆石症・胆嚢炎に対しての、腹腔鏡下胆嚢摘出術が2番目となっています。

小児外科

Kコード 名称 患者数 平均日数
(術前)
平均日数
(術後)
転院率 平均年齢 患者用パス
K634 腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術(両側) 157 0.00 0.04 0% 3.40
K429 臍ヘルニア 54 0.02 0.06 0% 2.80
K836 停留精巣固定術 - - - - -
K0061 皮下腫瘍摘出術(露出部以外)(長径3㎝未満) - - - - - ×
K8282 包茎手術(環状切除術) - - - - - ×

鼠径ヘルニアに対しての手術が最も多い症例となっています。小児鼠径ヘルニアは鞘状突起の根元が開いていることが原因なので、腹腔鏡をを入れて、おなかの中から鞘状突起を開存を確認し根元を縛ります。傷が小さく目立ちづらく将来ほとんど見えないくらいに薄くなります。
日帰りでの手術が典型例です。臍ヘルニア手術が2番目に多い手術となっています。臍ヘルニアとは俗に言う「でべそ」のことであり、当手術はへそを造る手術です。
ほとんどが日帰り手術でできます。

整形外科

Kコード 名称 患者数 平均日数
(術前)
平均日数
(術後)
転院率 平均年齢 患者用パス
K0461 骨折観血的手術(大腿) 48 4.06 41.12 54% 82.80 ×
K0731 関節内骨折観血的手術(股・膝・肘) 25 3.96 39.44 32% 74.90 ×
K0732 関節内骨折観血的手術 21 3.19 26.57 10% 62.76 ×
K0811 人工骨頭挿入術(股) 18 4.78 38.78 50% 82.39 ×
K0821 人工関節置換術(膝・股) 16 2.44 43.38 6% 74.13 ×

大腿骨骨折に対しての手術が最も多い症例となっています。骨折観血的手術とは、ギプス固定では治癒が難しい複雑な骨折や重度の骨折などに対して皮膚を切開し、直接骨を正常な位置に戻す手術です。

耳鼻咽喉科

Kコード 名称 患者数 平均日数
(術前)
平均日数
(術後)
転院率 平均年齢 患者用パス
K309 鼓膜(排液、換気)チューブ挿入術 119 1.30 1.24 0% 4.17
K3772 口蓋扁桃手術(摘出) 62 1.63 9.69 0% 15.68
K340-5 内視鏡下鼻・副鼻腔手術Ⅲ型(選択的(複数洞)副鼻腔手術) 20 1.80 11.15 0% 54.50 ×
K3932 喉頭腫瘍摘出術(直達鏡によるもの) 10 2.30 4.30 0% 65.00 ×
K287 先天性耳瘻管摘出術 - - - - - ×

鼓膜(排液、換気)チューブ留置術:小児の難治性の滲出性中耳炎、反復性中耳炎に対する治療として行います。手術用顕微鏡を用いて鼓膜に小さな切開を加え、鼓室内貯留液を除去し、鼓室内を洗浄したうえで、小さな鼓膜チューブを留置します。通常半年から1年間程度は留置された状態が続きます。この間に鼓室内の換気が促され、鼓室粘膜の状態が正常化し、聴力が改善し、中耳炎の反復が抑えられます。口蓋扁桃摘出術:反復性扁桃炎、慢性扁桃炎、慢性の扁桃肥大に伴う睡眠時無呼吸症候群などに対する治療として行います。経口腔的に両側の口蓋扁桃を摘出します。内視鏡下鼻・副鼻腔手術Ⅲ型:難治性の慢性副鼻腔炎、鼻ポリープ、鼻副鼻腔腫瘍などに対する治療として行います。当科ではナビゲーションシステムという最新の手術支援機器を併用し、より安全に施行しています。内視鏡を用いて経鼻腔的に病変を除去します。

婦人科

Kコード 名称 患者数 平均日数
(術前)
平均日数
(術後)
転院率 平均年齢 患者用パス
K877 子宮全摘術 37 1.11 8.16 0% 47.92
K8881 子宮附属器腫瘍摘出術(両側)(開腹によるもの) 35 1.09 8.06 0% 45.40
K8882 子宮附属器腫瘍摘出術(両側)(腹腔鏡によるもの) 24 1.33 4.42 0% 32.33
K872-3 子宮内膜ポリープ切除術 13 0.15 0.77 0% 40.00
K867 子宮頸部(腟部)切除術 11 1.00 3.91 0% 41.82

子宮筋腫、子宮癌、卵巣癌、子宮内膜症。子宮腺筋症などに対して行う手術が最も多い症例となっています。子宮附属器腫瘍摘出術は卵巣のう腫、卵巣腫瘍、卵巣捻転などに対して行う手術です。

眼科

Kコード 名称 患者数 平均日数
(術前)
平均日数
(術後)
転院率 平均年齢 患者用パス
K2821ロ 水晶体再建術(眼内レンズを挿入する場合)(その他のもの) 132 0.25 2.22 0% 75.48
K2172 眼瞼内反症手術(皮膚切開法) - - - - - ×
K2193 眼瞼下垂症手術(その他のもの) - - - - -
K2191 眼瞼下垂症手術(眼瞼挙筋前転法) - - - - -
K501 斜視手術(後転法) - - - - - ×

「水晶体再建術」とは「白内障」治療の最もポピュラーな術式です。「白内障」は、眼の中の水晶体(カメラのレンズの役割)が濁る疾患で、加齢によるものが多く、濁った水晶体は元に戻らないため、治療方法としては手術となります。

産科

Kコード 名称 患者数 平均日数
(術前)
平均日数
(術後)
転院率 平均年齢 患者用パス
K8982 帝王切開術(選択帝王切開) 214 11.27 7.15 0% 34.93
K8981 帝王切開術(緊急帝王切開) 154 7.01 7.42 0% 34.63
K893 吸引娩出術 84 1.81 5.27 0% 33.90
K9091 流産手術(妊娠11週までの場合) 30 0.70 0.20 0% 33.83 ×
K9061 子宮頸管縫縮術(マクドナルド法) 23 1.61 20.70 0% 33.78

当院は、「地域周産期母子センター(産科および小児科を備え、周産期に係る比較的高度な医療行為を行うことができる医療施設)」の指定を受けています。MFICU(母体胎児集中治療室)6床を有し、正常分娩からハイリスク分娩まで幅広く対応できる環境を整えています。また、里帰り出産の数も年々増えています。母体搬送・産褥搬送もあり合併症に対する治療も多く行っています。

小児科

Kコード 名称 患者数 平均日数
(術前)
平均日数
(術後)
転院率 平均年齢 患者用パス
K300 鼓膜切開術 28 0.93 4.00 0% 1.32 ×
K9131 新生児仮死蘇生術(仮死第1度のもの) 22 0.00 29.80 0% 生後0日 ×
K718-21 腹腔鏡下虫垂切除術(虫垂周囲膿瘍を伴わないもの) 17 0.35 4.82 0% 9.18 ×
K561 腸重積症整復術(非観血的なもの) 11 0.18 2.45 0% 1.73 ×
K666 幽門形成術(粘膜外幽門筋切開術を含む。) - - - - - ×

当院は、「地域周産期母子センター(産科および小児科を備え、周産期に係る比較的高度な医療行為を行うことができる医療施設)」の指定を受けています。NICU(新生児集中治療室)、GCU(継続保育室)を有し、妊娠期から新生児にかけて一貫したレベルの高い医療の提供が可能です。当院で特殊な処置を伴う入院は上記の3処置に伴うものの数が多いですが、このほか小児・新生児外科的消化器疾患も積極的に受け入れています。また、急性中耳炎についても耳鼻科と共同で治療を行っています。

その他(DIC、敗血症、その他の真菌症
および手術・術後の合併症の発生率)
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DPC 傷病名 入院契機 症例数 発生率
130100 播種性血管内凝固症候群 同一 - 0.00%
異なる - 0.02%
180010 敗血症 同一 - 0.05%
異なる - 0.10%
180035 その他の真菌感染症 同一 - 0.00%
異なる - 0.00%
180040 手術・処置等の合併症 同一 11 0.19%
異なる - 0.02%

医療の質の改善に資するため、臨床上ゼロにはなりえないものの少しでも改善すべきものとして、最も資源を投入した病名と入院契機病名の同一性の有無を区別して発生率を算出しました。播種血管内凝固症候群の入院契機病名と異なる理由は、術後であり長期の治療が必要となったためである。敗血症の入院契機病名と異なる理由は、糖尿病などの基礎疾患があり免疫力が低下した状態で入院後、肺炎などの重症感染症が進行した場合である。手術・処置等の合併症の内訳としては、術後の吻合部狭窄、人工関節の脱臼、等当該治療のためだけに入院治療をしたケースがほとんどである。

更新履歴
平成29年9月30日
平成28年度版へ更新しました

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