リハビリテーション科
リハビリテーションとは、病気やケガで障害を受けてしまった方々に対して、残っている能力を最大限に引き出すようにすることです。つまり、障害を持つ方々が、住み慣れた地域で、人間らしく生き、いきいきと豊かに生活する活動を支援する保健・医療・福祉の体系のことです。
私たちは、院内の関連各科と緊密な連携をとりながら、新生児から高齢者まで多くの疾患に伴う様々な障害の評価・リハビリテーションを行い、患者さんの回復に貢献します。
業務内容
当科では整形・外科・内科疾患の患者さんを始め、最近では、小児リハビリテーションの充実を図っています。
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整形外科・外科・内科疾患のリハビリテーション
整形外科・外科術後の患者さんに対し、出来る限り早期からのリハビリテーションを積極的に取り組み、患者さんの自立を援助させていただいております。
内科入院中の患者さんに対し、寝たきりにならないよう、ベッドサイドからリハビリを開始し、自宅復帰などに向けてのお手伝いをいたします。 -
小児リハビリテーション
NICU入院中から早期療育を開始し、ポジショニング・発達支援・呼吸理学療法を行います。継続した療育が必要なお子さんに対しては、退院後も、外来にてフォローアップを行ないます。
小児科入院中の様々な小児疾患、呼吸器疾患や小児の外科術後のリハビリテーションを行なっております。 -
がんのリハビリテーション
当院入院中(手術前後・化学療法)のがん患者さんを対象に、日常生活動作能力を維持・向上するためにリハビリテーションを行っています。手術の前には、手術後の呼吸能力の低下を最小限に抑えるため呼吸リハビリテーションを主に行います。手術後には、全身状態に配慮しつつ早期からリハビリテーションを行い、長期臥床(寝たきり)による全身の筋力低下、日常生活動作能力の低下、認知能力の低下をできる限り抑え、早期回復を目指します。また、化学療法を行っている患者さんに対しても、その日の体調に合わせながらリハビリテーションを行います。
〈がんのリハビリテーション研修会修了者 9名(2023.04.現在)〉
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チーム医療
専門性を活かし、チームの一員として活動しています。
- NST(栄養サポ-トチーム)
- 糖尿病予防教室
- ICT(感染対策チーム)
- 褥瘡委員会
- セーフティーマネージャー
- 骨折リエゾンサービスチーム
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カンファレンス
各科ごとに週に1回、医師、看護師、社会福祉士、薬剤師、管理栄養士などと意見交換を行い、患者さんの早期改善を目指していきます。
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施設基準
- 運動器リハビリテーション料(Ⅰ)
- 呼吸器リハビリテーション料(Ⅰ)
- 脳血管疾患等リハビリテーション料(Ⅱ)
- 廃用症候群リハビリテーション料(Ⅱ)
- がん患者リハビリテーション料
スタッフ紹介
理学療法士 | 7名 |
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作業療法士 | 3名 |
部門実績
項目 | 2023年度 | 2022年度 | 2021年度 | ||
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リハビリテーション実施件数(件) | 17,054 | 15,617 | 16,233 |
実習生の受入れ・採用情報について
実習生の受入れ
毎年、4~5名の実習生を受け入れています。