フィブリノゲン製剤の使用に関して
厚生労働省による「フィブリノゲン製剤の納入先医療機関公表」に係る当院の対応について
2008年01月17日 : 総合案内
フィブリノゲン製剤とC型肝炎ウイルスの検査の呼び掛けについて
当院はフィブリノゲン製剤によるC型肝炎ウイルス感染が問題となった2004年(平成16年)にフィブリノゲン製剤の使用について調査を行いました。1980年(昭和55年)から1994年(平成6年)までの間に大きな手術をうけられた方や分娩に際して多量の出血があり止血を必要とした方などを中心として6,465件を調査いたしました。
その結果、79件のフィブリノゲン製剤使用を確認いたしました。その割合は、外科が48%、産科42%、婦人科5%、その他5%でした。外科では消化器の癌などで出血を伴った大きな手術をした場合や輸血を必要とした症例に使用され、産科では、前置胎盤、胎盤早期剥離、弛緩子宮や輸血を必要とした症例に使用されておりました。
確認した79件以外にもフィブリノゲン製剤を使用していたと考えております。当院では、1980年(昭和55年)からの入院診療録(入院カルテ)を保管しております(注)。フィブリノゲン製剤を使用したか輸血を受けたかを確認することができます。
(注)平成22年の規定改定により、現在は入院診療録(入院カルテ)の保管は過去5年(分娩入院記録は過去10年間)となっています。よって現在、それ以前の入院診療録について新たに確認することはできません。ご了承下さい。(2011/12/06)
2004年(平成16年)よりフィブリノゲン製剤の使用についてお問い合わせを受付け、100件を超えるお問合せをいただきました。カルテで確認の上、使用の有無に付いてお答えしております。
当院で1980年(昭和55年)から1994年(平成6年)までの間に出血を伴った大きな手術をうけられた方や分娩に際して多量の出血があり止血を必要とした方などはお申し出下さるようお願いいたします。