1968年(昭和43年)
救急災害病院に指定される
時代に沿った治療を展開
時代はさらに進み、アポロ11号の月面着陸は人びとの関心を宇宙に向けさせ、国内では日本万国博覧会が大阪で開催されるなど、ひたすら繁栄の道を進んだが、それと同時に交通事故や大型災害また心を病む人びとの増加など、社会の暗い部分も次第に広がりつつあった。
天使病院ではそれらの社会現象に対処する体制を整えていたが、昭和43年に救急災害指定病院に認定されたのを機に、札幌市の救急医療体制の一端を担うことになった。
翌44年には形成外科診療をオープンシステムで開始し、増え続ける交通事故の後遺症に悩む人びとの治療に当たることになった。