第30回 天使病院研究学会開催
2010年11月16日
天使病院では、例年この時期に『天使病院研究学会』を開催しています。今年は先日の11日(木)、12日(金)の2日間にわたり、記念すべき第30回の『天使病院研究学会』が開催されました。
職員に研究・発表する機会を設ける教育の一環として30年前にはじまったこの『研究学会』。回を重ねるごとに演題の数が増え、内容も充実。今年は約30題の発表となりました。
看護師、コメディカル、医師等全ての職種を対象としています。
それぞれの部署でテーマを決め、日々の業務改善や新たな取り組み、事例研究など、現状把握や調査、改善案の提案や改善活動、考察などをパワーポイントにまとめ、7分間で発表します。患者さんの立場に立ち、また安全性や効率を考えての研究や改善等、職種による専門的な内容が多いですが、病院で働く様々な専門職の目線での発表は、何かしら『気づき』を与えてくれることばかりです。
演者として発表する職員の中には、朝から緊張の面持ちの人も...。
発表の後には、3分間の質疑応答の時間が設けられており、フロアからの質問を受けます。
発表した内容に関して、別な角度からの考察を求められることも多く、発表した演者はここでまた緊張がはしる様子。
発表された演題の中には、院外の学会や研究会で発表するものもあります。今回の発表を踏まえさらにブラシュアップされることでしょう。また、テーマによっては、今後も取り組みをつづけていく継続的なものもあります。こうした日々の努力が一人一人のスキル向上に繋がっていくこと、また努力を続けることが大切なことを実感しました。日常業務の中でのちょっとした『気づき』。年1回のこの『研究学会』は、そういった『気づき』を見過ごさない責任感と向上心を培ってくれるきっかけになっているのだと思います。
なお、優秀賞の発表は毎年12月に開催されるクリスマス会で発表されます!